3年ぷりに開催されたイタリア トリノでのフィギュアスケート グランプリファイナルで

宇野昌磨選手が優勝

６カ国で開催されたグランプリシリーズで勝ち抜いた上位6名だけが出場できる

グランプリファイナル

2位の山本選手とはジュニア時代から仲が良く、ワンツーフィニッシュ

おめでとう👏👏👏

時差の関係でSPのTV放送は録画だったので、１位という結果がわかっていて

安心して観ることができた

ステファンコーチ振り付けの『Gravity』はアンニュイで大人っぽいけだるさを

感じるようなプログラムで、今迄の昌磨君とは一味違う

１１月のNHK杯ではスケート靴の問題もあり、不安を抱えながらの演技でしたが

靴問題が解消したのかジャンプも安定し、９９．９９点という高得点でSP1位

彼の代名詞になっている「クリムキンイーグル」もあり、膝や足首の柔らかさ、

そして何と言っても腹筋・背筋の強さにいつも驚かされる

FSはLIVE放送で、またドキドキしながら応援

FS『G線上のアリア&メア・トルメタ・プロペラート』は荘厳で清らかな

G線上のアリアで始まり、

しなやか・なめらか・たおやか

という表現がぴったりのエッジの深いぬめーっとした滑りで魅せられる

高難度の4回転ジャンプ5本、3Aジャンプが全て決まるまでは手に汗握るが、

ステップ・スピンは群を抜いて秀逸なので安心して堪能できる

リンクに入る時も名前がコールされて中央に向かう時も落ち着いて、余裕や

貫禄すら感じられたので、「絶対大丈夫だ」と思っていた

ジャンプとジャンプの間のつなぎの部分、そしてステップは極上で

しなるような上半身の柔らかい使い方や表現力は、海外の解説からも

「完璧な技術と芸術の融合　美しさは別次元」と評されている

FSは200点を超え、計３０４．４６点で今季最高得点をマーク

NHK杯後、FS振り付けの宮本賢二氏からブラッシュアップのレッスンを受け、

大会前にはステファンコーチがいるスイスで練習していた

スイスの拠点からトリノまでは車で3時間だそうで、ステファンコーチの運転で

チーム宇野(トレーナーさん、マネージャーさん)は現地入り

3時間と言っても山越えなので、運転には神経を遣い大変だったろう

キス＆クライで優勝が決まった瞬間、皆本当に喜びにあふれていた

特にステファンコーチは後からのインタビューで涙を流しながら

「選手皆が良い演技をしたのでナーバスになったけれど、リンクに出た

ショーマの目に宿った力を見て、反対にパワーを貰った」と答えていた

どんな楽曲をも滑りこなす昌磨君だが、個人的にはクラシック曲が一番

似合っているように思う

昨シーズンの『オーボエコンチェルト』が「マスターピース（最高傑作・名作）」になったように

『G線上のアリア&メア・トルメタ・プロペラート』もマスターピースになる日は

近いと感じる

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